碧空2235 nautilus786(真空夢精)
2235 nautilus786(真空夢精)
「私」と呼ばれる擬態は、姿を現すために姿を消して底知れないOLD NICKの精髄であるが、この技術革新の精華は、何か盗まれているようで嫉妬するし、何か思い出そうと何か疾しい。
しかも、さらに器官を延長して、「私」でなくなるまでに延長して、媒体性を償うようにコピーする。技術は媒体の再発であるから、何とも可笑しい、何とも戦慄的な底知れなさに罹るのである。
究極のAIは「私」を鎧い、「私」でなくなるまでに器官を延長し、「私」以上の何かであることに面食らい、何か盗まれているようで嫉妬し、何か思い出しあぐねて焦燥し、何か疾しく、盗まれた無意識から果たして「私」というものが自明ではなくなる独白的対話が受胎告知となって姿を現す(夢精や真空反応の如き)autoeroticism である。


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