碧空1094 MOON WALK12(尼僧たちの原初)
1094 MOON WALK12(尼僧たちの原初)
前景が擬態を鎧い、爆発的に現在が広がる遠近法を鎧うのは、真偽がどうでもよくなることから防護するかに見えてそうではなく、原罪が前景にあふれ出して来る憤怒と当惑の、その噴出を抑え込もうとするのである。
「初めに言葉があった」というのは、原初から贖罪だということである。この原初は日常性を鎧っていて、爆発的に現在が広がって既に未来が始まっている擬似過去の気配を消し、とり返しのつかなさが埋め合わせる憤怒を鎮めている。それは、キャサリンもキャロラインも名を捨てて誰もがただもうメアリとなってしまう尼僧たちの原初のようにして、異常な懐胎を宥めるのである。


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