碧空2156 nautilus707(空の気配)
2156 nautilus707(空の気配)
世界の終わりは既視感であるが、世界の終わりに出ることは、悪魔的なものが攣る分身の気配である。
この、瞬間移動の如く運び去られる拉致の(あるいは、タイム・スリップの)気配は、起こっているのにそのことが疑わしい不安であるが、この空の気配が、分身まであと0秒の、その0の膨張なのである。
決断は解離の技術に属し、薄気味悪い微笑に包まれる優柔は解離しない不気味であるが、それは何度ものぞきに戻らずにはいない魅惑の源泉でもある。眉毛の毟りとられたモナ・リザの顔面に広がる微笑は、鸚鵡貝の目と口が融合するような位置異常の二重性を償うようにコピーしている。


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