碧空1469 nautilus420(不随意の声)
1469 nautilus420(不随意の声)
神託が恐喝じみているのは、運命譚の独白的対話で告白と伝聞が収斂する仕掛けが神託であるように、ミステリの独白的対話で告白と伝聞が収斂する仕掛けは恐喝だからである。
運命も推理も独白的対話のモードであるが、恐喝は神託を打ち消すまでにコピーしていて、恐喝のun-copy は神託である。同じようにして、人面瘡と神託の関係も、打ち消すまでにコピーしているか、un-copy かである。
ところで、「The Murders in the Rue Morgue」(E.A.Poe)では、そのOurang-Outang は、連続殺人の罪を犯したなどとは思いもつかない。人殺シヲシテハナラヌ!といった禁止の声は起こらないし、オマエガヤッタンダゾ!といった神託や恐喝や人面瘡の不随意の声が届くこともない。


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