碧空3543 nautilus1886(「私」の死蔵)
3543 nautilus1886(「私」の死蔵)
「私」はMephistophelesと虚構の気配を消す契約をしたのではなく、「私」を売って救世主であることが流通しないように、「私」は手段ではなく目的になって死蔵されるように契約したのである。「私」は手段である限りは流通して真偽が気になる騙し絵であるが、目的となった「私」が死蔵されるのは真偽が気にならない救世主なのである。
Jesus は真偽が気になる遠近法であるが、Christ は真偽が気にならない。一輪の黄色いタンポポに救済に匹敵する詩があるとすれば、それは、虚構の気配を消したからではなく、「私」の死蔵だからである。
一輪の黄色いタンポポの、その真実味は「私」が穏やかな一般性に解消した騙し絵であるが、「私」の死蔵は真と偽の中間、真偽が気にならない目的に迫る。


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