碧空1936 nautilus477(後れて来る場所)
1936 nautilus477(後れて来る場所)
後れて来る場所に吸い込まれて蹌踉めく時間旅行を、「野火」(大岡昇平)は、野火は「私」が行く「ために」上がる、というように分節する。それが奇妙に響くのは、後れて来る「私」とは懸け離れた「私」ノ目的、すなわち「私」の位格(ペルソナ)となって後れて来る場所が分節されないで混乱しているからであるが、天に迫るのである。
後れて来る場所、それは、関連のある記憶や思考、物事や人物、出来事や状況を引き寄せる力、運命や種、良心や精神といった無意識(命令)の位格の変脱、すなわち場所、後れて来る「私」、そして後れて来る場所(目的)であって、そもそも、Jesus Christを包囲する偶然の如く偶然に見えてもまるで陰謀であるかのように関連のあるものしか姿を現わさない。


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