碧空2019 nautilus570(metamorphosisの途中、metamorphosisの苦痛)
2019 nautilus570(metamorphosisの途中、metamorphosisの苦痛)
幼い頃「私」は魘されていたらしく、どこからともない母の呼び掛けに、膝カラ下ガ波ニナッテ(打チ寄セテ)イル!と訴える。
膝から下が打ち寄せる波を被っているのではなく、膝から下はすでにして波におかされて打ち寄せる海となって、現実の上半身に接続している。つまり、現実の身体の膝から下が夢に置き換わっているのだ。
胸カラ手ヲオロシナサイ!と母の声がするが、母の声とは何か違うし、どこからともないし、何か邪悪だ。というのも、魘サレテイル人ニ、話シ掛ケテハイケナイ!のではなかったか。
今にして思えば、この、ケンタウロスの造形のような夢と現実の中間は、metamorphosis の途中であるし、metamorphosis の苦痛であるし、何度ものぞきに戻らずにはいない鸚鵡貝の目なのだ。


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