碧空1644 nautilus595(まるでもっと真実!10)
1644 nautilus595(まるでもっと真実!10)
密通する「私」を代表するのは、タイム・スリップする「私」を自由、孤独が代表しない如く、扉が開かれていないのに誰かが入って来る!というような狐憑き、類である。つまり、「私」が媒体であることの、その矛盾、葛藤が露頭して、EROSの天空性に包まれるのである。
タイム・スリップの衝撃は、同時に別の場所を占める「私」の別の解が迫るのであるし、密通の興奮は「私」の別の解に迫る試みである。
密通は、婚姻の束縛を脱して自由に出るようで恐れを知らぬ狐憑き状態に出てしまう、まるでもっと真実!というようなもう一つのタイム・スリップであって、タイム・スリップは、扉が開かれていないのに誰かが入って来る!というような密通と、幽霊を発見したのは「私」なのに幽霊は「私」を探しているようではない!というようなゴシックとが交雑している。


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