Friday, December 27, 2024

碧空3414 nautilus1757(すぐ上の階の足音の断面)

3414 nautilus1757(すぐ上の階の足音の断面)  半ば出来事、半ば場所であるような、この世の片隅の、その鏡と鏡像の中間は、曖昧でぼやけるどころか、冷たい輪郭が限定するというのでもないが、その発光それ自体が何か厳しい半陰影、寄辺ない光速に到達した両棲的な振動である。  この漠とした、ぞっとするような厳格は、霊的!と思わず口走りたくなる。この世界の片隅に、霊的通路が驚いたのである。この模写発作が、この世界の片隅がすぐ上の階の断面であることを、後れて限定し始める。  この世の片隅の足音が出来事となって場所を占めるのは、すぐ上の階の足音の断面になるである。すぐ上の階の足音は、この世の足音が出来事であるように場所となって潜伏する。これは、この世の足音がすぐ上の階の足音を映し出すのである。  つまり、映し出されたすぐ上の階の足音が、音速に到達して何か潮騒の如くざわめくのである。そんなふうにして、ハンスは、百年もの瓦落多が埃のように累積した屋根裏部屋でもう一人のハンスが椅子に腰掛けているのを発見するのである。

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