碧空3493 nautilus1836(「私」の鏡像)
3493 nautilus1836(「私」の鏡像)
他の誰かが姿を現わすために「私」となって姿を消す、この隠喩性は、種が個となって次元跳躍するmetamorphosis の転写である。種が個の場所となって潜伏するように、他の誰かは「私」の場所となって潜伏する。
個が種を映し出す媒体であるように「私」は他の誰かを映し出す鏡であるから、「私」の鏡像は、「私」と呼ばれる媒体の、その矛盾の鏡像である。
この「私」の鏡像は、矛盾を振り払おうとするように流通する。その流通は、言葉や貨幣が得体の知れない意味や価値を個別化すると同時に一般化して流通するように、得体の知れない「私」を個別化すると同時に一般化する。


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