碧空661 半具体の存在を保証するcomplete privacy
661 半具体の存在を保証するcomplete privacy
映像や話でしか知らない富嶽やMarilyn Monroeが現実に出現する奇妙な感じ、つまり、まぼろしじみていて、狐狸に化かされているようでもあるのは、霊的形式が偶然の富嶽やマリリンとなって現実になるために場所(影)に零落するのであるとしても、映像や話といった具体の次元に転位した形式が偶然の富嶽やマリリンとなって現実になるために影(一般)に零落するのであるとしても、その影の潜伏が外在的なのか内在的なのか区別をおかされて生まれ変わり切らないからである。
沼の主が夜な夜な訪れて来る姫の身体や鶴女房、雪女房の二重性(半具体)に問いかけられることは、Sphinxに問いかけられるのであり、そのcomplete privacyはミステリや精神分析、怪談や告白の秘密に進化(零落)するか、半具体の存在を保証するかである。
DNA もSphinxの胚的転生(planned and doomed in embryo(「A Fable」W.Faulkner ))である。Sphinxに問いかけられることや、沼の主が出そうな姫や鶴女房や雪女房が告白して来ることの、そのcomplete privacyこそは、それら半具体の存在を保証するが、半具体に問いかけられた偶然の存在の個体性は疑わしくなる。DNA の存在を保証するものも、通り魔に出くわすような神秘な遺伝の、そのcomplete privacyのはずであるが、そうではないかに見えるのは、DNA が個体の鑑定基準に据えられていることの副作用、あるいは説得術として分子の水準に器官を延長する顕微効果の後遺症である。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home