碧空2425 nautilus976(全身が性感帯)
2425 nautilus976(全身が性感帯)
テイヤスが父と知らず契る娘ミルラは、逃れるために没薬樹に変身する。オイディプスは母とも知らず交わって、贖うに眼を潰すことを以てする。世界が広がらないように没薬樹を鎧い、あるいは盲目になるのであるが、この、窃視的な、あるいは露出的な幽霊性は輪郭の彷徨であるから、雌雄異体の気配の解消とは何か違う。
家族の雰囲気は雌雄異体の気配の、世界の広がりの圧縮あるいはエコーであるが、兄と妹の関係は親と子の派生の関係ではなしに雄と雌の結合の関係の子供じみたコピーになるし、それは、弟と姉がつるむように間に合わされもし、片割れの欠如から父と娘、あるいは母と息子がつるんでしまうように屈折もする。
それは、過ぎ去るようになる世界の広がりの、屈折したコピーであるが、没薬樹や盲いることは、この、屈折した輪郭の彷徨の表現であって雌雄異体の気配の解消なのではなく、その幽霊性は、全身が性感帯である。


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