Friday, August 02, 2024

碧空3267 nautilus1610(一体の種の如きユピテルそのもの)

3267 nautilus1610(一体の種の如きユピテルそのもの)  服を着替える夢は、夢に迫る夢、夢の隠喩である。しかし、夢を尋ねた、その解の一つに過ぎなく、夢が生み出した直系の、夢に迫る夢の平均値ではないし、予定調和的でも霊的でもないかに見える。  そもそも、一つの解に諸解の平均値が現れることがあるものだろうか。出現するとすれば、それは、失語症の如くである。湿地に咲くそのアヤメに三音節のア・ヤ・メが一回限り張りつくが言葉として遊離しない、その一本のアヤメがア・ヤ・メであるような言霊は一体の種の如く、他のアヤメを見てもア・ヤ・メとは検知できない。個と種が同じではないが同じと見なす媒体として機能しないのである。  同じようにして、服を着替える夢は、他の何か夢に迫る夢に面しても、それが夢に迫る夢だとは検知できない。というのも、服を着替える夢は、夢に迫る夢の予定調和的な平均値すなわち一体の種の如きユピテルそのものだからである。

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