碧空3593 nautilus1936(弟殺しのアイデア)
3593 nautilus1936(弟殺しのアイデア)
流行といった同調性は、巨大な怠惰に触れて一体の種の如く発作的に遁走するのであるが、平等を解脱できない自由の藻掻きである。輪郭を喪失するまでの平凡を打ち消すまでにコピーする優越や逆転の衝動は、熱平衡に呑み込まれる。
乾燥の危機に集結したアメーバが一体の種の如くのたうって移動するように、一体の種の如きカインは弟殺しの流行であるが、その平凡を打ち消すまでにコピーするカインは熱平衡に呑み込まれまいとして弟殺しの輪郭を励起するのである。弟殺しのアイデアの、その、種と個の中間は、罪と罰の中間、罰としての罪がヘブライ語となって開眼するのである。
弟殺しのアイデアは、アベルがカインの対蹠点のように懸け離れているのではなく、薄気味悪いまでに至近距離のシャムの双子の、鏡をのぞき込むような片割れだということである。それは、通り魔や難病に襲われる不可解な距離や接続、痙攣的な世界の収斂、その、絶対の抜擢に矛盾しない。カインは、ヘブライ語となった絶対の抜擢なのである。


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