Wednesday, August 08, 2018

碧空1309 MOON WALK227(二重位格の再発、中間の湧出)

1309 MOON WALK227(二重位格の再発、中間の湧出)  人がMessiah である情熱は戦慄であるが、Messiah が人である情熱はユーモアである。  異端審問官は異端を拵え、異端は迫害を需め、この対い形成は雌雄異体の気配の如くである。異端の思考が他の誰かの身体に顕れるために異端審問官は唆し迫る囁きを度忘れしていられ、迫害はそうした(「私」というものを脅かす)二重位格の肉薄の変装である。これは、二重位格がJesus Christに顕れたために「私」が媒体であることを、鏡であると同時に鏡像であることを、その戦慄的ユーモアを度忘れしていられる超絶技巧の、麻薬的改竄である。  世俗では裁けない二重位格を裁くために媒体性は器官の延長に零落して分業するのであるが、おしなべて裁かれる異端が清貧を、裁く異端審問官が力と富を代表するのは自然のようでいて奇怪ではある。というのも、この異体の敵対性は雌雄異体の魅力の改竄だからである。  反キリストの到来とは、Messiah が縁生するために二重位格が零落、分業するのであるが、器官を延長した先で二重位格が再発するのである。つまり、それは、誰と入れ替わったのか分からないと同時に、その後も何か続く如くに去ると同時に留まる中間の湧出、暴かれなさなのである。

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