Wednesday, December 22, 2021

碧空2119 nautilus670(真実らしさの純粋)

2119 nautilus670(真実らしさの純粋)  甚大な崩壊を惹起する隕石の衝突(nautilus669 )、その衝撃は程度なのではなく、種の夢に迫って蘇生というには悔やまれるほど取り返しがつかないが、真実らしさに包まれた純粋な経験である。偶然の到達であるが、到達まであと0秒の、その0の膨張の、その真実らしさが純粋となって償うのである。  どうして真実らしさが、悔やまれるほど取り返しのつかない種の夢の蘇生を償えるのかは、なんとも説明し難いが、偶然にも償えるから純粋になって真実らしさを修正するのである。つまり純粋とは、その、蘇生というには悔やまれるほどの取り返しのつかなさである。  咸平五年、建州ノ海賈周世昌風ニ遭ヒテ漂ヒ日本ニ至ル。凡ソ七年ニシテ還ルコトヲ得タリ。其ノ国人滕木吉ト至ル。上、皆之ヲ召見ス。世昌其ノ国人唱和ノ詩ヲ以ッテ来リ上ツル。詞ハ甚ダ雕刻ナレドモ膚浅ニシテ取ル所ナシ。・・・上、滕木吉ヲシテ持スル所ノ木弓矢ヲ以ッテ挽射セシム。矢遠キコト能ハズ。其ノ故ヲ詰ルニ、国中、戦闘ヲ習ハズト(宋史日本伝)  ゴロブニン船長の松前幽閉が解けたその年、ペテルスブルグの都から日本国への贈りものは、一個の時計だった。それは、発条を充たせば、川の如きものが横に流れ、馬首が出て来て水飼う工夫だった。  何カ惜シイ!と洩れる声は、純粋な経験の、到達まであと0秒の、その0の膨張の、その真実らしさの純粋に面して沈黙を以て発作的に模写するのに、忍び声が漏出してしまうのである。

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