Sunday, March 10, 2024

碧空3122 nautilus1465(全体を孕んだ半身の魔術的2ショット)

3122 nautilus1465(全体を孕んだ半身の魔術的2ショット)  かぐや姫の罪状は、この世を通り過ぎるために後れて挿入された口実である。これは、マリアの受胎告知にも当て嵌まる。隠し通せない姦通がこの世を通り過ぎるために後れて挿入されたのであるが、尋常ではない。闇の中で誰と通じたのか知ろうとして、それが、これから十本に岐れた指をピラピラさせて生まれて来る子だと分かるような、ぞっとするような雷電の閃きだからである。  受胎告知の図は、剥き出しになった種と個の中間の(全体が部分の振りをする)自食性が姿を現わすために妊娠のマリアとなって姿を消した、しかも、鏡像が天使の姿をしているのを驚き見るマリアが二重に、しかも、向き合って展開した、自食性のイラストである。  こうした魔術的展開は、「貴婦人と一角獣」の構図でもある。貴婦人は身重であるが、ケンタウロスの如く腰部から下が一角獣であるような薄衣の女人となって姿を現わすのではなく、半身は一体の女人となって、もう一つの半身は一体の一角獣となって展開して、プラナリアの断片から全体が再生する如く、一つになるために半分になって全体を孕んだ半身の魔術的並列、あの、チェコスロバキアとポーランドの国境のライ麦畑を鬱勃と身ごもった、あの、Jean Genetを襲った「貴婦人と一角獣」は、全体を孕んだ半身の魔術的2ショットなのである。

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