碧空3127 nautilus1470(隠喩性に迫る隠喩)
3127 nautilus1470(隠喩性に迫る隠喩)
ユピテルの姦通性は、ユピテルと呼ばれる性格あるいは良心というより、「私」の姦通性に迫る隠喩である。隠喩は真に迫ろうとする。
一体の種の如く雁が列なり渡るのを追う(goose-chase の)如く、それ自体を後れて辿るというようにずっと続く生殖の正義は、他の誰かが「私」の振りをして継がれる姦通や殺祖である。Oedipus 伝はこうした姦通と殺祖に迫ろうとする隠喩である。
悪魔が迫ろうとするのは、姿を現わすために姿を消す隠喩性にである。悪魔は姿を現わすために姿を消すのであるから、何よりも身近な気配を尋ねるのである。それは、薄気味悪く迫る。悪魔は、それ自体を打ち消すまでにコピーする憧憬なのである。それはユーモアとイロニーの源泉であるが、その良心は、それ自体を後れて辿る自食である。原罪が贖罪の振りをし、「私」の姦通や殺祖が他の誰かのことになって迫るのである。


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