Wednesday, May 08, 2024

碧空3181 nautilus1524(ゴーストの変脱)

3181 nautilus1524(ゴーストの変脱)  場所の場所の浮上は、それと一つに於いて、あるいは、それと引き換えに、場所が後れて来る「私」になって落下する。ゴーストが変脱して、まるで重くなったとでもいうようで、ゴーストのかかったこの世の片隅は隠沼の如くである。すなわち、「私」のことが他の誰かのことになる寂漠である。  同じようにして、目的の目的の浮上は、それと一つに於いて、後れて来る「私」が目的に変脱して失踪するのである。タイム・スリップや夢中遊行的失踪(fugue )の如く、他の誰かのことが「私」のことになる復活である。目的は、「私」と呼ばれる奇妙な矛盾した何か、誰もいない部屋を呑み込んだ鏡のようなものになるゴーストであるから、復活はいつまでも復活の途中であるし、最終状態にならない焦燥なのである。  And Then There Were None!の、その、誰もいないまでに誰でもない THERE!は、変脱するゴーストの収斂の気配である。あの、薄気味悪く迫る、誰かがいる!気配である。

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