Thursday, August 06, 2015

碧空584 意志のように点火する狐火

584 意志のように点火する狐火  Maria の場合、もう一体のMaria を孕んだ奇形嚢腫の切断は、Maria の密通を現実にするように先立つJesus Christと、マグダラのマリア(の復活の発見)とに分割されている。窮極の隣人は、仮初めにマグダラのマリアに入れ替わっているが、復活が及ぼす、誰と入れ替わっているのか分からないために脅かしかける絶対零度の隠れなさとは、奇形嚢腫の再発である。  一回起こることに限りなく迫ることで一回起こったと分かる復活の絶対零度は、行方不明の死体と死体の失踪を発見する者を兼ねる二重性をトリックにしたミステリに零落する傍ら、姦通する者と姦通の所産を兼ねる二重性(の、脅かしかける隠れなさ)は、迫害の気配や奇形嚢腫の気配に変装するだろう。つまり、復活、釘づけの磔刑の十字、受胎告知は、発芽の夢想(の、その遡上)が、夢式に(場面を転換して)方解しているのである。

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