Saturday, December 19, 2015

碧空672 甲羅(肋骨の夢)

672 甲羅(肋骨の夢)  化が擬態に進化(零落)するのは、何か記憶喪失のようなものである。問としての自然と解としての自然が区別されていないのに解離するのである。霊は解としての自然の範疇には属さないのに属するかのように霊はあるか、と問うような解離である。  遺伝子はあるかといった問が試されないように遺伝子の存在が自明であるかの如くであるのは、解としての自然に属するDNA が遺伝子の存在の目じるしであることを通して、問としての自然である遺伝子と融通してしまうからである。  ゴシック的な領分からouter space にエコーしていた霊的なものは早々とpsyber spaceに棲処を移したが、そもそも、霊(的形式)に情報が取って代わっているのである。DNA と遺伝子を区別しようとするのはなおもAristoteles的で、存在も取って代わろうとしたが、問としての存在と解としての存在は易々と解離して混同されてしまう。  肋骨が甲羅に進化(零落)する。甲羅は記憶違いのようでいて、その惰性は問としての肋骨の記憶の正解の一つなのである。解は問の義の出現であり、器官の延長のように義とは解としての夢のようなものであるから、甲羅は肋骨の夢である。

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