碧空837 復活の反語性、天使の失語症
837 復活の反語性、天使の失語症
種の夢を映し出すこの世のもの(種の夢の消失)をこの世となって潜伏した種の夢が映し出す。化に面して、こうした転移発作的な反転(解が問を映し出す化から、場所となって潜伏した問が解を映し出す擬態への零落)が、復活(の頓挫)、すなわち、復活の反語性である。
この反語性は、貨幣が媒体として機能する限りで秘密になっていることでもある。そこでは価値が、神が死を装って現れるように価値の消失を装って出現する。何と入れ替わったのか分からなく、「目には目を」式に擬似摂理を担うことになる。問に見合う解、これが、賠償というものの基盤である。それは、種の夢(宝の霊的抽象)を半ば解凍した半具体であり、いつまでも1にならない復活なのである。しかしまるで貨幣に価値が内在するかのようになるほどに零落していて(価値が消失して場所のようになって潜伏している価値が貨幣を映し出すように解離していて)何かの弾みで不意に解離しなくなると、単に解離することで隠されていた秘密が溢れ出し、一気に価値が揮発する恐慌(貨幣が媒体としてどうにもはたらかない天使の失語症)になるのである。
天使の失語症では、価値や意味は極端に膨らんでpriceless になるか、極端に萎んでpriceless になるかである。


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