碧空1410 MOON WALK328(エラーのような問)
1410 MOON WALK328(エラーのような問)
死は誰のものか、宇宙の消滅は宇宙に属するのか、といった問が出るのは、宇宙「の」消滅の、その「の」の諸格(主格、対格、属格、同格、喩格)の区別がおかされていない、その限りで、しかし個の追求は(息を継ぐために水面に藻掻き上がるように)種の追求に知らぬ間に入れ替わる。自由、孤独、思考の伝達が、媒体性の伝達にまるで連れ戻されるかのようなのである。
死は誰のものか、という問が、この世は誰のものか、という問に知らぬ間に入れ替わるのも、種の追求は個の追求の振りをするが、種の追求から脱け出せないからである。媒体性の伝達は、自由、孤独、思考の伝達の振りをしていて、その伝達の虚栄が、過冷却状態の現在なのであるが、暴らさまな現在の過冷却状態に面して(狼狽から)コノ世ハ誰ノモノカ、と発作的に発してしまう問は、まるでエラーである。


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