碧空1654 phantom circuit162(底知れぬのぞき穴の変脱)
1654 phantom circuit162(底知れぬのぞき穴の変脱)
EROSの変態の三様相あるいは三段階は、1 種と個が解離した世界の広がり(雌雄異体の気配)、2 種と個が解離しないEROSの、長目の効果(遠くして近い眺めの惚恍)、3 EROSの、長目の効果の麻痺。
1は、彷徨と対い形成の基盤、世界の広がりとは到達の衝動の景色にして、のぞき穴は後れて来る主体、2は、対い形成の萌芽、とっくに到達しているのに眺めでしかなく、後れて来るはずの主体が途中までしかやって来ない(まるでタイム・スリップしたとでもいうような)のぞき穴、3は、思いがけない「偽も同然の秘密の景色」を見て、奇妙に充塞した片隅の世界の終わりに流されるのぞき穴。片隅の世界の終わりの、その忽光は、EROSの効果というより、metamorphosis の効果である。
どの変態も、生き延びるために生き延びてはならない、と告白する「禁止と誘惑の図式」の(底知れぬのぞき穴の)変脱である。


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