碧空1666 nautilus 9(絶対速度で励起する恋、寂漠、世界の終わり)
1666 nautilus 9(絶対速度で励起する恋、寂漠、世界の終わり)
天使の目は、何モ変ワッテイナイノニ取リ替エラレテシマッテイル!蜃気楼の励起であるから、それは、後れて来る主体ののぞき穴や半具体としての媒体が追跡しようとしても頓挫する。寂漠を追跡、検出しようとして大気の組成をのぞき込んでも空を掴むのである。
恋や寂漠が盲目なのではなく、後れて来る主体が恋や寂漠に盲目なのである。つまり、恋や寂漠は極端に私的で平均化不能であって、後れて来る主体ののぞき穴は取り扱えない。理解に頓挫するのである。後れて来るはずの主体が途中までしかやって来ないのぞき穴は恋を励起し、大気を寂漠にするが、それは理解となって取り扱うことではない。
伝達され紹介されるような救い主がMessiah であるはずもないように、絶対速度で励起する恋や寂漠や世界の終わりは、理解され伝達されるような範疇ではない。そのためにそれは却って絶景として、実在するように(従って実在するかのように)普及するのであるが、後れて来る主体ののぞき穴の目的と比喩は解離して、その絶景の実在性は程度に留まるのである。


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