碧空1684 nautilus27(死体なのではなく、最後の一羽の瞬間移動)
1684 nautilus27(死体なのではなく、最後の一羽の瞬間移動)
Jesus Christの、その(存在してはならない反直観的な)存在の二重性を見分けられる(というより、何度ものぞきに戻らないではいない)ヨハネのように、Christmas が首を切断した女は見てはならないChristmas の孕む二重性(輪郭喪失)を見分けられる。
その女は南部では白い雄とは交われないが、Christmas のような混合種とは交わって白い雌になれる、というような二重性(葛藤)を孕んでいて、何度ものぞきに戻らないではいないのはChristmas であるが、のぞき穴に映し出された不随意の比喩を解消するために、二重性の分割が発作的に転位して女の首が切り離されるのである。
分割された先の生首に、あるいは胴体に二重性は再発するはずであるが、自ら自らを追い越してしまうChristmas の放浪は夢中遊行的に失踪することに頓挫するかに見える。しかし、Hightower の家の片隅に追い詰められて珍しい昆虫のようにChristmas が呼び出されている衝撃と隠れなさは展翅や死体なのではなく、アンスル・ボルンがA.J.Brown となって身を窶す葛藤の如く最後の一羽の瞬間移動である。
究極の要請に呼び出された反直観的な存在は、果たしてHightower なのかChristmas なのか。一体、最後の一羽が、モウ一羽イル!というようなことがあるものだろうか。(nautilus26)


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