碧空1809 nautilus152(グロテスク臭)
1809 nautilus152(グロテスク臭)
人の姿をして猛威を振るう疫病の蔓延は、忠誠の殺到の暗喩、従ってその形式になる。教祖や信仰といった異象を包む気味悪さは、霊的なものに迫ろうとするのにこの世のものに迫ってしまい、真に迫ろうとするのに偽に、信に迫ろうとするのに疑に出てしまう、そのグロテスクである。
釘づけの磔刑の救い主にせよ、流転と空腹のElpis そのものが贖罪であるような運命のOedipus にせよ、嗅がずにはいないのは、「私」を襲うこの、鸚鵡貝の目が見ひらくようなグロテスク臭である。


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