Thursday, December 23, 2021

碧空2120 nautilus671(忍び声の漏出)

2120 nautilus671(忍び声の漏出)  悔やまれるほど取り返しのつかない種の夢の蘇生と、それを偶然にも償う真実らしさとの関係は、問としての種の夢と解としての種の夢との関係と類比的、平行移動的である。真実らしさは、正当性と誠実の間、伝聞と告白の間、呪術と比喩と目的の間に振動していて、到達まであと0秒の、その0の膨張が償うのである。  つまり、真実らしさは、具体となって償う解を包む0の膨張である。時間(究極の器官の延長)が詫びるのである。  高見山大五郎が日本国に初めて降り立ったその日、東京地方は寒く、雪が降っていた。嗄れ声の、この、常夏の島から来た若者が白い息を吐きながら最初に覚えた日本語は、寒イ寒イだった。

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