碧空3065 nautilus1408(0の開眼)
3065 nautilus1408(0の開眼)
ラ・プラタ河のほとり、バンドネオンの渦となって、百年にひとたびブエノスアイレスが姿を現わす。
それは、実在の水位が上がったのではなく、実在まであと0秒の、その0の膨張なのである。しかも、その0の伝達の野心であるが、伝達というより、0の開眼である。
それは蜃気楼じみているし、彷徨える都であるが、何かまるで実在!である。その効果は、擬態が解けたからであるが、従って、発見の野心なのではない。
しかし、問と解が解離した状態から解離しない状態へ移ることは、ブエノスアイレスが百年かけて放射線を出し尽くして時制崩壊のブエノスアイレスに変脱するかに見えてしまう。問と解の解離しない0の開眼の、その異常時制の状態の時制は、問と解の解離した擬態だからである。0の開眼の百年かかる絶対速度は、擬態がいつの間にか回り込んでいる速度と拮抗する。


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