Saturday, July 05, 2025

碧空3604 nautilus1947(騙し絵の破綻)

3604 nautilus1947(騙し絵の破綻)  10月11日、終日薄日、卓の上にさっきはなかった石鹸がくっきりのっている。「木の葉がちらちらと顫えた。そのうちに枝を離れ、流れはじめた。一葉ずつ、目で数えたくなるほどくっきり」  時間が憧れているのは、真ではないが偽ではない中間である。時間の異様な経過が密告するのは、中間の黙示、再現するかのように見せかける媒体が騙し絵にならない破綻である。  それは狐につままれたような既視感であるが、既視感は再現の破綻である。初めから二回目で、どうにも始まらないのであるが、空腹は深々と広がっている。

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