Saturday, September 05, 2015

碧空603 ミステリの神経症

603 ミステリの神経症  Stillman教授のprogram に呼び出されたPaul Auster のplotにStillman教授のprogram が呼び出される。これは、Don Quixote のprogram に呼び出されたCervantes のplotにDon Quixote のprogram が呼び出されるようにして、覗き穴の能所が入れ替わるのである。  Don Quixote の如く強迫観念に取り憑かれたJesus Christのprogram に呼び出されたヨハネのplotにJesus Christのprogram が呼び出される奇形嚢腫が、双子のトリックに零落するようにして、Stillman教授のprogram とPaul Auster のplotの入れ子状態は解消する。  「どこかで会っているはずだ!」も「the sense of some presence」の神秘の敷衍で、「もうひとりいる!」が双子や二重性のトリックを通してミステリに零落するように、それはタイム・スリップに零落する。しかしこの零落はfree fall の制御不能を症状として持ち越している。まるでミステリの神経症といったふうだ。

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