碧空1226 MOON WALK144(奇妙な情熱)
1226 MOON WALK144(奇妙な情熱)
いつまでも暴かれないが真に迫る(カノンやフーガのような)接近と仮装は、つまり、良心的!ということである。推理や精神分析は気休めであり、ミステリや精神分析は、犯人を探す王が犯人であるという神託が他の誰かの声帯を通して襲いかかる王の物語と、色違いの変異(paramorph )である。
犯人ノ身トナッテとは、1犯人となって身を潜める身代わり(献身)か、2犯人の場所となって身を潜める身代わり(代理)か、1はとり返しのつかなさが埋め合わせるmetamorphosis 、2は犯人(object)と同時に場所(subject )に仮装してとり返しのつかなさを埋め合わせる気休め、そのようにして客観に転写されるように主体が発見されるが、殆ど主体(しかし)いつまでも主体にならない。
王が身を窶して巷間をおしのびするincognito は、王は探されたがっているし分析されたがっている、奇妙な情熱だということである。


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