Thursday, October 07, 2021

碧空2043 nautilus594(陰謀の気配のもう一つの顔、慕情)

2043 nautilus594(陰謀の気配のもう一つの顔、慕情)  鏡ヶ浦の、敷浪打ち寄せる浜辺に、すると魚が上がって来る!きらきら光る海へ投げ返してやるのだが、するとまた魚が上がって来る!!また投げ返してやる。  因幡の素兎を透明になるまでに小さく小さくして世界が声を出すまでに、あるいは秘密を盗聴するまでに覆いかける、といったふうな、大国主命ノ気配の、その、重波が打ち寄せては返す浜辺の、その変なもの明るさは、いかなる到達でもなく、焦燥!も同然の隠れなさであるが、打ち寄せては返すのは陰謀の気配のもう一つの顔、慕情である。  つまり、あの、仏法が何処から伝来したかを尋ねる三蔵法師や孫悟空たちを幾重にも包囲してしきりに寄せて来る陣を敷いた妖怪どもの、あの、寄せて来る慕情である。

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