碧空1857 nautilus608(魂の断面)
1857 nautilus608(魂の断面)
日常の日々の(太陽の)明るみは、隠れなさを打ち消すまでにコピーする憧憬である。
「誰かが死ぬとミツバチが巣箱から出る!」こうした俗信的にして神話的なphenomenonは、魂の表現、壁に影を写す魂の断面である。
「司祭が祈祷しているあいだ、墓穴の周囲に盛り上げられた赤土が隅のほうから音もたてずに絶え間なく滑り落ちていた」(「ボヴァリー夫人」G.Flaubert)
絶え間なく滑り落ちる赤土が音も立てずに祈祷を引きずり込む絶対の沈黙は、遠吠える世界の広がりを致命的に封じて、よしや碑銘が旅人ヨシバシ止マレ、汝ノ踏メルハ我妻ナレバと名残を留めようとしても、この「私」ではなくなる畏怖の肥大が剥き出しになるのである。
誰かが死ぬとミツバチが巣箱から出るのも、太陽の明るみではなく、この「私」ではなくなる畏怖の肥大、魂のガリア的きりくちである。しかし、こうした神話的なphenomenonは、何か鎮める。


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