碧空986 光るメンフィス4(光の現在)
986 光るメンフィス4(光の現在)
光るメンフィスの媒質である焦燥が光るメンフィスとなって顕現するが、この顕現は焦燥の減速、しかも零落といった減速である。この世のものは光速に達しない。光の現在は、その目じるししか目撃されていない。光はこの世を占めるだろうか。この世のものが光速に達することは遠近法の崩壊であり、この世を占めるのではなく、凡そ速度を脱して(遠近法を脱け出して)場所がかかるのである。あるいは、この世と光の区別がおかされてしまう。この世のものがこの世を占めるのは出来事としてであり、光が照らし出すのはこの世のものというより出来事であるが、出来事はこの世のものの振りをする限りで移動するのに時間がかかって(零落して)この世を占めるのである。
光が移動するのに時間がかかる限りでは、それは光ではない。それはこの世のものとして移動する擬似光であって、擬似光速は、最初の気配が終わっていない光の、その零落としての減速のようなものである。
light of the worldは、このようにして、主格、目的格、所有格、同格、比喩が遠心分離して区別のある擬似光(零落)と、速度を解脱した光とを、孕んでいる。


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