Monday, September 28, 2020

碧空1875 nautilus218(聖痕のcatastropheの転写)

1875 nautilus218(聖痕のcatastropheの転写)  巨大なスタジアムを埋め尽くす観衆の頭上に木星の月の全天を覆う木星のように異常接近する飛行船が孕んだ爆弾が放射状に炸裂して80,985体を殲滅し尽くすテロ計画は、その、テロの異常接近の夢想こそは、頭上に空飛ぶ円盤が降りて来る如く、受胎告知の如く、J.J.Rousseauの湖中の島の牢獄の如く、包囲して迫る追跡や陰謀の気配の如く、誰でもないイワン・イワノビッチの頭上に焦点の二つある楕円が浮かぶ如く、「檸檬」(梶井基次郎)の如くなのである。  極端に私的であることのこころ細さは、地獄の異常接近の暗示である。遠近法が魘され、「私」が魘され、infernal twonessとは、能所の解離ではなくシャムの双子のように魘されるのである。従って、テロはテロの自乗である。テロの犠牲は、異常接近を埋め合わせる擬似贖罪ではなく、いきなり贖罪!である異常接近の転写なのである。  頭上に焦点が二つある楕円を浮かべたイワン・イワノビッチ的な輪郭喪失(幽霊性)すなわち聖痕のこころ細さに打ち消されているものがどこかで夢のように表出しているものこそは、巨大なスタジアムを埋め尽くす1,200 万ポンドの肉塊の自乗であるような提喩的熱狂と観衆の平均性である。聖痕の高熱に魘されたなんでもなさは、平均値を鎧って防衛する観衆のなんでもなさと瓜二つである。全天を覆う聖痕の興奮の見てはならない正体は、空を暗くして押し寄せるサバクトビバッタの殺到の熱狂である。そのcatastrophe は、聖痕のcatastrophe の転写である。

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